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秘密基地のような床蔵 お客様の声

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お客様

秘密基地のような床蔵

埼玉県 M様邸

目からうろこでした!

設計の最初の段階で、我が家は敷地も狭く、周りが家に囲まれていて窮屈かもしれない、と設計の方に相談したところ「それではこんな例もありますよ」と紹介していただいたのが床下に空間を作った施工例でした。

重いものを持ってロフトに上がるのは大変、下に1.4メートルほどの空間を設けることで他の家と窓の位置をずらすことができる、断熱面でもロフトより効果的に作れるというメリットを聞いて、とても興味を持ちました。

家族で話し合っていた段階ではこの方法を知らず、「ロフトかな」と半ば決めていたので、下に収納を作るという考えはまさに目からうろこでした。

実際に入居して使ってみると、設計段階から聞いていた通り、階段で下まで降りていけることは、梯子で2メートル以上登って荷物を上げ下げするのとは比較にならないくらい楽です。

以前はそのように生活していたのですが、高所恐怖症ではない私でもちょっと高さで目がくらみ、重い荷物の上げ下げ時に何度かヒヤリとすることがありました。掃除一つするにしても掃除機を担いでロフトに登るのは、今思えば少し大変でした。今は普通の感覚で階段を降り、掃除できます。

窓の位置がずれることも、想像以上に良いものでした。一階リビングでは、立っていれば道の人から見え、こちらも相手が見えることはありますが、ソファに腰掛けてしまえば見えなくなるので気にならず、寛げます。

さらに、床下に収納を設けたことによってリビングへ階段で上がるので、玄関とトイレが半階分高さが違っており、距離は近いのに隔たり間があるというのも、気に入っている部分です。

また、玄関部分の天井が4m近くあるので開放感があり、リビングから玄関方面に向けて視線が抜けるのもとても気持ちが良く、面積以上に広く感じます。

具体的にどんな風に使っているかですが、まず、引越しの段階で、各部屋に分配するすぐ使うもの以外を全部床下収納に運び込んでもらったので、引越し直後から落ち着いて暮らすことができました。なぜか引越し屋さんが全員で床下に集まり、「この空間いいなぁ、いいなぁ」と羨ましがっていました。「この仕事でいろんな家を見たけれど、こんなに広い収納は珍しいし、便利だ!」とも言っていました。ゆくゆくはスクリーンを入れてホームシアター風にしたいんだと計画を話すと「秘密基地みたいでいいですね~」と共感してくれました。

床下収納へ降りる階段の踊り場に、資源ごみを分別してまとめたものの仮置き場としてゴミ箱を並べてあります。キッチンからすぐの場所なのでこれも重宝しています。

次に、ちょっとのれんをくぐるような感覚で収納部分に入っていくのですが、この高さに慣れるまではうっかり頭を上げて梁に頭をぶつけて痛い思いもしましたが、今はキャスターつきのスツールに座って移動することにしているので腰も痛くならず、重いものも楽に目的地まで運べます

我が家では空間の半分を収納スペース、もう半分をセカンドリビングにしようと計画しています。収納部分はさらに半分に分け、片方を物置、片方を家族全員の季節外の衣類を整理するクローゼットとして使います。排水パイプなども通っている上、荷物もかなり詰めてあるので、やはり臭いや湿気が溜まるのかな、と心配もしたのですが、換気が計算通りうまくいっているおかげかまったくそういうこともなく、快適な温度、湿度を保っており、居室としても物置としても何の心配もなく使用しています。

これからの計画として、居室部分の壁がボードのままで壁紙を貼っていないので低公害塗料を塗り、床もコンクリートの基礎がむき出しなので床材を入れて居心地を良くする予定です。コムハウスで仕上げてもらうこともお願いできたのですが、人件費の節約と、せっかくの我が家なのでどこかしらに自分達で手を入れたいというDIY精神で、自力で仕上げることにしました。

天井が低いので、ユニット畳を敷いて和室のようにすることも考えています。大きな本棚を壁一面に設置して、家族の本をすべてしまって図書室としても使う予定です。

余談ですが、家族全員の本を集める場所があるのは、子供の成長にとってとてもよいことだと思うのです。大人がどんな本を読んでいるのだろう、と好奇心を持ち、ドキドキしながらこっそり頁をめくるという経験は確実に子供を育てることと思います。私たち大人にとっては腰を屈めるかキャスターつきのイスに乗って移動する天井の高さですが、子供にとっては走り回れる高さなので毎日走り回っています。リビングは多くの場合そうだと思いますが応接間の機能も兼ねているので、あまり散らかしておくのは精神衛生上悪いのですが、地下では好きなだけ本を積み上げておもちゃを散らかしてもいいという、息抜きの場になっています。インテリアの面でも、パブリックな一階部分ではできないようなこと、例えば気が向いたら壁の色を変えたり、奇抜なものを置いてみたり、といろいろに楽しんでいけそうな気がしています。

わざわざ難点をあげるとすれば、ついつい片付け物を床下に押し込んで、「なかったこと」にしたくなることでしょうか。